バレエを習っている人はあまり馴染みがないインプロビゼーション。
インプロについての紹介から、苦手意識を無くすコツを紹介します。
Contents
インプロビゼーションとは
インプロビゼーション(Improvisation)は直訳すると即興。
インプロビゼーションのレッスンでは、音に合わせて振り付けを踊るダンスのレッスンではなく、テーマやルールを決めて自分の中で縛りを作り動きを作っていくことが目的です。
インプロをするメリット
具体的にインプロの練習がどんなことに良いのかご紹介します。
体の可動域の認識が広がる
いつも動き慣れている動きではない動きをしたり、いつも意識していない部位を意識的に動かすため、
「あ、自分ってここの筋肉も動くんだ」や、「この部位って曲がるんだ」と発見が多いです。
また、その意識は他のダンスでも役立つので、是非ジャンルに囚われずチャレンジするべきです。
想像力が高まる
1回のテーマで3分から5分ではなく、15分以上踊り続けるのをオススメします。
「もうアイディアが無い!」となってから、自分の中で新しいアイディアが生まれてくるのです。
ここで生まれた想像力は次回のインプロの時や、振り付けを行う時に自分の財産になると思います。
振り付けのインプットが変わる
振り付けをもらった時に、得る情報が増えます。
体の質感やどこにポイントをつけているのか、気づきが増えるので振り付けをもらった時のキャッチ力が上がるはずです。
頭の回転が早くなる
踊るときに次の振り付けなんだっけ?と考えながら踊る人は少ないと思います。
インプロは考えながら動くことが大切。だけど「え〜っと」と悩んで立ち止まってしまうのはダメ。
テーマからずれないようにアイディアをポンポン出せるのは才能だけでなく、訓練で補える部分です。
苦手意識がある人へ
まず、伝えたいのが「インプロに間違いはない!」ということ。
(私も不安になる度に『間違いはない』と唱えて続けています)
動く時間というよりか考える時間だと思っているので、じっくり考えながら考えながら動くのが正解だと思います。
テーマでの動きに慣れてきたら考えるスピードを早めたり緩めたりするのが良いと思います。
周りの人のスピードに合わせて、「とりあえず動こう!動かなくては!」と思う必要はないです!
インプロにはどんなお題があるのか
呼吸
息を吸うと肋骨が広がり、胸が上がっていくのが感じると思います。
そこから、腕や足に空気が入っていくところを意識して動く
空間に絵をかく
手のひら、指、肘、膝、頭など体の部位を筆と見立てて、空間や床に絵をかくイメージで動く
目にしたものの真似をする
人、物などなんでもいいので見つけたもののそれを真似る。
慣れてきたら、人と交わるようなテーマを決めてみるのも良いと思います。
例1:人の描いた線の続きをかく
例2:物を真似する人を真似する
新しい発見を自分の中から探そう!
インプロは自分の体との対話だと思います。
スタジオに行かなくてもできるので、そんなレッスンした事ないよ!という人は是非おうちでもやってみてください!
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